読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

文字の宝石箱や〜

本当にごめんなさい

「インターネットねこちゃんの逆襲」ってCDの曲を全部フリーダウンロードにしました。どうぞ聴いてください。あと、たいや公園が取材を受けてインタビューに答えました。

「インターネットねこちゃんの逆襲」

全12曲 mp3 全曲ダウンロードリンク

zipファイルなので解凍してね


https://dl.dropboxusercontent.com/u/36548198/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AD%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%AE%E9%80%86%E8%A5%B2.zip

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
そしてなんとあの、たいや公園さんがWEBインタビューに答えました。





――初の単独取材ということで、まずはキャリアについての質問をさせてください。そもそもたいや公園さんが音楽を始めたきっかけとは?

たいや公園(以下:たいや公園):幼少期の話をすると、最初に興味があったのは定規にスイッチがついてドレミってなるオモチャです。それでずっと遊んでた記憶があります。そこからキーボードを買ってもらったのですが、「DEMO」ってボタンを押すと曲が流れて。ずっとそのスイッチをおして曲を弾いてるマネをしてました。

――微笑ましいエピソードですね(笑)たいや公園さんといえばギターのイメージなのですが、どういった流れでギターを弾き始めたのでしょうか。

たいや公園:クラシックギターが家にあること気が付きまして。楽譜を読みながら練習したのが最初の体験です。左足を台の上に乗せてガットギターを高い位置で弾くスタイルでね。だから指板もドレミファで覚えてるし、コード弾くときも左手の親指を使ってます。

――クラシック!確かにインターネットねこちゃんシリーズでのわかりやすいメロディはそういった教養があるのかなと思ってました。

たいや公園:そうなのかもしれないですね。ただその後、やっぱりエレキギターが欲しくなりまして。高校の時かな?学年で一番ギャルな女の子がいたんですど、その子がギターいらないから貸してあげると言われまして、断りきれなかった(笑)そこでレスポールタイプのギターを手にいれることになるんですよね。めっちゃココナツの絵とか手書きでかいてあって(笑)恥ずかしいから洗剤で消したんですよね。

――ギャルのギター(爆笑)

たいや公園:そこでパワーコードとか弾いてみるわけですよ。すごい、ハイスタの音だ!って。ただ、僕にはレスポールが重くて弾けなくて(笑)最終的に、卒業間近になったらいきなりそのギャルに廊下で返せや!と言われまして。急いでココナツの絵を自分で書いて返しました。

――(笑)ギターひとつのエピソードだけでも面白すぎですよ。ロックはその辺りから目覚めた感じですか?

たいや公園:正確にいうなら僕が一番に影響を受けた音楽ってCMソングなんですよね。あとFMラジオ。夜中にイヤホンをラジオに突っ込んでよくわからない海外のダンスミュージック聴いてました。そこからJ-POPの番組を聴くようになって、スーパーカーナンバーガールくるり、ミッシェルガンエレファントとかガンガン出てて。あと、高校の友人がオアシスのモーニンググローリーを貸してくれたワケですよ。洋楽、最初はわからなくて。でもある日、朝の5時ぐらいに聞いたんですよ。モーニンググローリーだから(笑)そしたら、わかってしまった。ロールウィズイットの最初のイントロ!朝5時の霧のかかった街をみながら最高な気分になってそこからUKロックを中心にいろいろ聴いていきましたね。

――なるほど。確かにあの頃はギターバンドがすごく出てきて、今も活躍されてるバンドが少なくないですよね。その中でも影響を受けたバンドはあるのでしょうか?

たいや公園:うーん、オアシスは全部のアルバムが好きだし、The Whoとかの衝動感とか。グリーンアルバムまでのWeezerとか。あ、これらは洋楽ですよね。うーん、しぼり込むのは難しいのですが、初期ナンバーガール、シンバルズ、ブリリアントグリーンとかでしょうか。あとそれらのバンドってギターがかなり複雑じゃないですか。曲としてはすごくわかりやすいのに。そういった中でジャズのコード理論も少し覚えました。「ドミソ」に「シ」を付け加えるような9thコード、11th、13th。コードからのアドリブの弾き方とかね。その頃には指板を見るとどの音というのは把握していて。ほら、クラシックから入ったから。そのあとはネット音楽、動画が流行ってきて。洗礼を受けましたね。アニソン、電波、MAD、そしてボーカロイド、今でも大好きです。はい。

――おおー、ギターとベースが激しくてそこに初音ミクでメロディを載せていくような、たいや公園さんのポップネスが視えてきたような気がします。音楽理論も勉強されてたという事ですね?

たいや公園:本当に最低限ですけどね。ギターのフレットの印ついたとこ適当に弾くとノエルギャラガーじゃん!とかね。勉強とは言わないかこれ。そこで例えばGコード弾いた時に小指で一限のファの音を加えるとよく分からない浮遊感を持つなと思ったんですよね。たぶんそれが最初の僕のメロディだったように思います。だから実は僕の作った曲はメロディとコードがあってないものが多い(笑)その独特の浮遊感、焦燥感を宇宙っぽいからよくね?と勝手に悦に浸ってる状態です。

――言葉にするのは難しいと思いますが、そのフレームワークがたいや公園さんの作る曲の魅力のひとつだと思われるファンの方も多いと思います。そういった曲はどのような時に生み出されるのでしょうか?

たいや公園:うーん、最初は、一人でいて、落ち込んでて、ほかに雑音があるときでしょうか。というものの、例えばシャワー浴びてる時はシャワー音がしてて、自分の声ってかき消えるじゃないですか。そういう環境じゃないとあんまり自分で歌いたくない。そこで適当なメロディがひらめいて。次にコードを確認しながら弾いてDTMソフトに打ち込みます。仮の曲が出来たら初音ミクちゃんで打ち込んで、最後にギターを重ねたり、ソロ、盛り上がり、細かい調整などして仕上げる感じですね。あ、忘れちゃいけないのが作った曲をアップロードすること(笑)

――そういった流れで我々の元に届いてるんですね。やはり負の感情からの出発なのでしょうか?

たいや公園:そうですね、どうしよもできないじゃないですか、この人生。誰かが言ってたのですが、「音楽をつくろうなんて、全員落ち込んで何かに怒ってる奴だ」ってね。僕なんて体力なくてすぐ寝ちゃう。ただ、夜中の2時ぐらいに突然起きて、無という感情に押しつぶされて泣きそうになるんすよ。そういったときにベットにから手を伸ばしてギターを弾いてわけのわからない曲を作って一人でゲラゲラ笑ってたら朝の5時とか(笑)まあ、もし、同じように悩んでる方がいれば、そういう人に僕の作った音楽が届けばいいなと思ってます。あなたは間違ってないって。それは自分の証明にもなるかもなんてね。

――DTM的な話をもう少し聞いてもいいでしょうか。たいや公園さんの使用機材を教えて下さい。

たいや公園:よく雑誌でみるキーボードずらーって部屋とかじゃなくてごめんなさい。まずは、ギターはテレキャスターを使ってます。シングルコイルの抜けの良さとフロントピックアップの音の暖かさが気に入ってます。それをシールドに通してアンプにつなげます。アンプでUSBに変換できるので直接マッキントッシュにつなげて終わりです。ギター、アンプ、PCって3つです。DAWソフトとしてはそのままマッキントッシュについてくるGarageBandですね。ほとんどお金かけてないです。

――GarageBandで作られたんですか!まあデモを作る時とかには手軽で良いと評判ですよね。ギターの歪みとかはどう作られたのでしょうか?また使ってるプラグインなどがあれば教えてください。

たいや公園:全部GarageBandです。だから音圧とかもよくわからなくて。ギターの音もGarageBand内部のシュミレーターです。プラグインってなんでしょうか。ブラウザはグーグルチョームをつかってます。そこにADblockって不要な広告をブロックするプラグインを使ってます。今回自分でCD作ったのですが、やっぱり他のサークルさんのものとか聞いてるとプロの音質みたいな感じじゃないですか。それに比べると僕のはテープに録音しました!みたいな感じで悲しい(笑)

――(笑)そこがいいと思いますよ。かなりのギター重ねてますよね。もう右と左、別々すぎる音の洪水状態なんですが。

たいや公園:そうですね、音圧って、音を重ねたらいいんじゃないかなと思って。何気ないコードだとかに12トラックのぐらいのギターが重なってます。謎の迫力が出てしまいました。ただし全体としてはへなへなで。現代の曲たちが音圧ありすぎですよね。

――そうした時代性に対するたいや公園さんのスタンスが端的に表現されている「インターネットねこちゃんの逆襲」ですが、今回のアルバム全体のテーマについて教えてください。

たいや公園:今の時代を考えた時に、インターネットって一番真ん中にくるワードだと思ったんですよね。インターネットで仲良くふざけあって、じゃれあうような、そういった人たちを表現することばとして「インターネットねこちゃん」を使っています。かわいいし、どこか儚いですよね。それでそういう人たちは、いわゆるウェイ系とは逆の立場であって。ツイッターを実写アイコンで使ってるような人たちには一生わからないだろうけど。とにかくそういう人たちが活躍しモテてる世の中が憎いんです。攻撃的ではなくて、むしろ諦めに近い感情というか。

――ああ、わかります。それは自分自身をふくめてということでしょうか?

たいや公園:まあ、自分も人生がダメだった方だと思ってます。そういった内省的な部分は誰もが持っているので実は定義が曖昧になってしまいますよね。話は変わるのですが、そういう「内省的なインターネットねこちゃん」な人たちが最近はメディアなどに出たりクラブイベントとかを企画してて、そういったことをすると、やっぱり僕らからみたらウェイ系じゃないですか。あっというまに怖い人ですよね。極端な話、インターネットねこちゃんって自分に対するバランス感覚を持つ人たちのことかもしれません。

ーーそういった自分に対する徹底したリアリティを包んだような歌詞にも衝撃を受けました。

たいや公園:実はひとつの特徴的なフレーズを膨らませていくとい方法は、ツイッターで流行ってほしいという気持ちがこもってます。たとえば「自撮りにフォトショップ」ってフレーズを永遠繰り返す曲だと、ツイッターでポストしやすいじゃないですか。そうするとああこの人も聞いてたんだな。あの人も。とそういったいわゆる「リツート&ふぁぼ」みたいな流れって今だと思うんですよね。音楽と作り手と消費する人の関係にも関わってくるような気がします。

――今は音楽配信サービスやサウンドクラウドの登場によって、波形で聴く時代だとも言われてますね、そういった中、たいや公園さんの目指すポップミュージックとはどういったものになるのでしょうか。

たいや公園:うーん、やっぱり覚えやすさかな。それはメロディだけじゃなくて、駆け出したくなるイントロや、特徴的な音作りとか、歌詞とかも。人が好きになる曲はそういうものなので。あとやっぱり自分自身が良いと思えるものでしょうか。創作活動をしていくと、予想もしてなかったものがどんどん出来てくるし、そういったものをみんなが聴いてくれて好きかもって言ってくれるのはとっても嬉しいので。ちやほやされるための手段ですね。女性ツイッタラーの自撮りみたいな(笑)右クリックで保存しちゃお!みたいな。

ーー今回、音楽だけではなくジャケットデザイン、印刷、パッケージングなどすべて一人でやったとお聞きしましたが、こだわりなどがあれば教えてください。

たいや公園:音楽つくるのも、文章書くのも、絵を書くのも好きなので。こんなこと言ってると全部出来てすごい人みたいに思われる(笑)全部を40点ぐらいで出来るワケですよ。まあ、とにかく自分でやることが好きなのかもしれないですね。他のサークルさんとかは、絵師さんに頼んだり、ギター演奏、ベース、ピアノ、ボーカル、作曲とか分かれててさ、あ、CDとか音楽作るのってこんなに何人も必要なんだ!そうだよね!わかる!って気持ちに。まあ大きな理由は、他の人とやりとりするのがめんどくさいってのと、自分でやるとすぐできるし適当で良いし、何より無料だからってことですね(笑)それと言っておきたいのですが、一人がスキってわけでもなくて。たとえば今回のアルバムの1曲目「初音ミクの退屈」はすちーさんって方とコラボして作ったんですよね。僕も初めて1分以上の曲つくって(笑)自分一人じゃできなかったです。イベントでも何名かの方にコラボしましょうよ!と言われて嬉しかったです。僕もワイワイしたいです。

――たいや公園さんのことがわかってきたような気がします(笑)インタビューも終わりですが、ファンの方へ向けた一言などあればお願いします。

たいや公園:「インターネットねこちゃんの逆襲」というCDアルバムをつくりました。フルアルバムです。やばい感情を濃縮したような作品です。あなたを消失点の彼方へと誘う全12曲!!さえまくったギターとシニカルすぎる歌詞!ふざけてるけど自分の力を本当だしきったハイパー賢者なアルバムなのでみんなに聴いてほしいかもです。はひ。モテたい!頼む!ひょえ!死ね!ピヨピヨ

――ありがとうございました(泣)









(取材=たいや公園/答えた人=たいや公園)